file-12「活路」
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管理局X-FILE seasonⅡ

file-12「活路」



魔法を封じられた状況で仲間を救出しようと奮闘する"私"と人型端末。
私が支部長の注意を引きつける事で救出には成功するが端末が狙われてしまう。
人型端末……そう、確かにあれは人の姿をした紛い物に過ぎない。
しかし、私の体は考えるよりも先に動き出していた――――


管理局X-FILE seasonⅡ file-12「活路」




深くまで斬り裂かれた左腕はピクリとも動かない、神経をやられたか……
なのは「隊長さん!その腕……!」
ユーノ「……だめだ、治癒魔法も全然使えない……!」
私「この程度なら大丈夫だ、まだ戦える…この前は腕に風穴が空いたしな」
リンディ「無理は駄目よ、私達に任せて今は」
私「しかし現状で魔力無しの白兵戦が可能なだけの技量があるのは私だけです」
はやて「シグナム達がいます!あの子らなら十分戦えます!」
私「仮にそうしても今度は蜘蛛の相手が必要だろう、正直あれと戦える自信は無い」
冷静に考えて魔法無しに巨大な蟲に対抗できるのは守護騎士の彼女達しかいない。
いくら強化されていても戦闘素人の支部長相手なら片腕でもしばらくは凌げる……!
リンディ「わかりました…あの敵はあなたに任せ、その間に私達はこの状況を打破します」
私「ありがとうございます、先輩…」
■「……!(キュッ」
私「お前も皆について行くんだ、その力はきっと役に立つ。いいな?」
■「…………………………(コクン」




部長「さて、お別れは済んだかね?」
私「お前こそ外の空気を満喫しておけ、収容所の空気は妙に清浄で息が詰まるぞ」
部長「ん?また君一人か?怪我人に戦わせるとは薄情だねぇ彼らも」
私「馬鹿力しか取り柄のないお前の相手など手負いの私で十分ということさ」
部長「ハハハ言ってくれるなぁ、君こそ紛い物など助けて自己満足のつもりか?」
私「そんなつもりはない、私とて本音を言えばアレがいつ尻尾を出すか危険視している」
部長「ならば何故助けた?」
私「こっちが聞きたい、体が勝手に動いてしまったんだよ」
部長「咄嗟の判断というわけか……ならば早まった事をしたものだね」
私「いや、それは違う……私は自分の直感を信じて今日まで生きてきたからな」
だから…咄嗟も何も本心ではもうとっくに【あの子】を助ける事は決まっていたのだ。
部長「実にお人好しだね君は、あのロストロギアが本性を現したらどうする気だ?」
私「さぁな……だがその日が来るまでは自分の直感を信じるだけだ……!(ダッ」
何より、あの子が必至に仲間を助けようとした姿や私の為に流した涙を疑えなかった。
部長「ッハ!それを自己満足だと言っているのだよ!(ブォン」



はやて「あの蟲人間が持っとるロストロギアをなんとかせな始まらんなぁ」
リンディ「まず状況を整理しましょう、今対処しなければならないのは……」
エイミィ「えーとあの部長、カブト蟲、蜘蛛、巣を守ってる蟲」
局員「なんか整理したら余計インポッシブルなんですけど」
クロノ「やはり支部長を叩かないとまたどんな手を打たれるかわからないな」
ユーノ「チームに分かれて分担しよう、まず……ゴニョゴニョ」
局員「あ、それなら役に立ちそうな物ありますよ。まだあればですけど」
なのは「じゃあ後は……ヒソヒソヒソ」
はやて「よっしゃ決まりや!シグナム!蜘蛛の相手……任せてええか?」
シグナム「そのような顔をなさらずとも私は必ずあなたの下へ戻ります、お任せを!」
ヴィータ「なんでシグナムにだけ頼むんだよーあたしだっているぞ!」
はやて「ヴィータはこっちや、その腕力じゃ殴っても効かんやろ?適材適所ってなー」
ヴィータ「う゛ー!(ズルズルズル」
はやて「局員さんはザフィーラの事お願いな」
局員「おまかせ……ちょ……どうせなら子犬の姿で倒れて欲しかった……ぬおおおお重い……」





エイミィ「でも本当にそんな物がまだあるの?」
局員「あの部長古い機材は倉庫にぶち込んで放置だから多分あるはずです!」
カシュン
局員「やっぱりあったー!イェーイ多分多分!」
リンディ「でも本当に古いわねぇ」
クロノ「いくらオートメンテナンスがあっても……それよりお前達動かせるのか?」
局員「任せてくださいシミュレーターは免許皆伝です!」
エイミィ「つまり無免なのね……」
局員「こんなのでも無いよりマシでしょ、システムの方お願いします」
エイミィ「オッケーそっちは任せて、艦長とクロノ君も手伝って下さい!」
リンディ「ハッチの開閉はこれでいいのかしら?」
クロノ「よし、こっちは終わったぞ!用意はいいか!」
局員「アムロ行きマース!下半身!準備はいいか!」
局員「ちょっと待てジャンケンで決めたからってその呼び方は納得いかない!」
ガゴン、ゴゴゴゴゴゴ……




ギンッギギンッ
私「流石にっ右腕だけじゃキツイかっ……!」
ゴゴゴゴガゴン、ウィーンガシャンガシャン
その時だった、突然床から何かがせり上がってきたのは。
あれは……上半身と下半身が別操縦の旧型パワーローダー……か?
部長「ほぅ、そんなガラクタがまだあったのか」
局員「古いからってバカにしたらタンスの角に小指ぶつけるくらい痛い目見るぜ!?」
局員「強力なパワーと軽快な運動性!燃える男の汎用レイバー!」
部長「よかろう!貴様らから斬り刻んで―――」
局員「と見せかけて急速反転!全速前進!」
ガシャンガシャンガシャンガシャンガシャンガシャン
突然逆方向に走り出すパワーローダー、その向かう先には―――
巨大爬虫類「■■■■■ーーーーーー!」
大角蟲「ゴアアアアアアアアアアアアア!」
部長「……!、奴らまさか!」





局員「足を肩幅に開き腰を据えて力点確保!」
局員「そして両手を平行に揃え下方に差し込む!」
局員「そのまま一気に腰を上げ腕を上に向かって振る!」
局員「こんなまずい飯が食えるかああああああああああああああ!」
グォォォォォブンッ
大角蟲「ゴアアアアアアアアアアアアア!?」
ズズウウウウウン
はやて「よっしゃ!角度、スピード、腕の振り、あれぞ究極のちゃぶ台返し!」
ユーノ「えぇ!?正しい作法とかあるのそれ!?」
青「ゲギャゲー!(と言うわけでやっちまってください旦那!)」
巨「■■■■■ーーーーーー!(上手に焼けましたー!)」
ヒュゴッドオオオオオオオオン
大角蟲「ゴアアアアアアアアアアアアア……!」
ゴオォォォォパチッパチッ……






部長「あのデカブツを自由にしてはまずい……!」
私「余所見をしている暇は無いぞ!」
ブォォォォォン
部長「残念だが君の相手をしている場合では無くなった!地べたで見物していろ!」
局員「一度でいいから言ってみたい……」
部長「っ!?」
ゴォォォォォォ
私「クレーンを……!」
局員「面と向かって部長の虫けらやろおおおおおおおおおおおお!」
ビュオッ
部長「ッハ!今の私にそんな物が当たるはずなかろう!大人しく死ね低脳!」
局員「ギャー!ねぇやっぱり大型犬抱えて移動とか囮とか俺一人だけ仕事量多くない!?」
はやて「引っ掛かった!今や!」
支部長が突っ込んでいくクレーンの操縦席、その影から―――
■「…………!!(ヒュオン!」




ヒュバババババガシィッ
部長「グアッ!」
今度は飛針ではなく縄状の姿で縛り上げる、羽を封じられた奴はそのまま失速し―――
ドサッ
部長「くそっ貴様!なんだこれは……!手応えが……!」
私「それは不定形な物質だ、怪力でも引き千切る事は出来ないぞ」
部長「っ!」
私「……これはお前のくだらない探求心とやらの犠牲にされた職員達の分!(ドガッ」
部長「グハッ!」
私「……そしてこれが私の腕、そしてあの子と私の娘が流した涙の分だ……!」
部長「ウ、グ……待て、娘………?」
私「こんな大怪我で帰ったら!また娘を泣かせるに決まっているだろうがああああ!」
ドガァァァァァァァン!


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