file-2「広がる傷痕」
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file-2「広がる傷痕」

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管理局X-FILE seasonⅣ

file-2「広がる傷痕」




久々の休暇を利用して娘達と出かけた"私"だが立て篭もり事件による渋滞に巻き込まれる。
一方現場では局員'sが事件の迅速な解決でサボリを帳消しにしようと画策していた。
だがユーノが人質に取られた報を受けなのはが現場に向かったと聞き―――

局員「に、逃げましょう!誰も俺達を責めることは出来ないはずです!」
クロノ「市民を見捨てるなんて出来るわけがないだろう!」
なのは「逃げる?何の事ですか?」
局員「敵前逃亡?そんな軍法会議確定な奴はここにはいませんよ」
局員「犯人め逃げられると思うなよ!?貴様の極悪非道な所業は我々が裁く!」
ヘラクレス「追ウ側ナノニ進退窮マッテマスネ」

既にエイミィの説教回避などは忘却の彼方、あるのはただ生への飽くなき執着だけだった。



管理局X-FILE SeasonⅣ file-2「広がる傷痕」






娘「あれー?今の声って?」
■「……(コクン」
私「まぁクロノ執務官もいるようだし彼らに任せておこう……不安はあるが」

なのは「ふむふむなるほど……状況はわかりました、だとすると強行突入か、あるいは……」
クロノ「あぁ、下手に刺激せずに犯人を落ち着かせて―――」
なのは「強行制圧だね!」
クロノ「選択肢じゃないだろうそれは!"あるいは"ってなんだ!?どこに差異がある!?」
局員「まったくなのはちゃんの言う事はいつも正しいな!」
クロノ「何!?」
局員「えぇ、なのはちゃんの言う事に間違いなんてありませんよ」
クロノ「保身か!?そんなに自分がかわいいかお前たちはー!(ブンブン」
局員「何を言っているんですか目を覚ましてくださいよ執務官(ガクンガクン」
ヘラクレス「アーホラホラ皆サン、ソロソロ真面目ニ考エマショウヨ」
クロノ「ううぅ……話が通じるのは君だけだ……!」





なのは「相手に隙を与えずに速攻制圧!できると思うんだけどなぁ」
局員「ブリッツクリーク!」
ヘラクレス「ソレ制圧戦デモアリマスケド突破トカ撹乱ヲ主目的ニシタ戦法デスヨ」
クロノ「まぁ犯人は一人だし突発的な犯行だ、君なら不可能じゃないと思うが……」
ヘラクレス「犯人ノ魔導師トシテノ実力ハ未知数デス、ゆーのサンガ危険ニ晒サレル可能性モ」
なのは「う……それは……」
局員「まぁヤク中だしどれほどのもんかって感じもしますけどね、ハハハハハハハ!」
クロノ「お前がそれを言うのか」
《ガラッ》
犯人「ぐだぐだ喋ってんじゃねぇ!態度次第じゃ人質の安全は保障しねぇぞ!(グイッ」
ユーノ「あわわ……あれ?なのは?」
なのは「………、………、ね?」
ユーノ「え!?いやちょっと待っていきなり過ぎだよ!」
なのは「ユーノ君なら大丈夫!」
RH<Accel Shooter>





後に局員はこう語る、
「えぇ一瞬でした、何か二人の間でやりとりがあったと思った次の瞬間には―――」

《ヒュッドガガガガガガガンッガッシャアアアアアアアアン!》
犯人「……!?……!……!」
店長「うわああああああああ!?」
ユーノ「そのままそこにいてください!(バッキキキキキン」
《ヒュッダンッ!》
なのは「動かないでください(カチャッ」
犯人「うぐ……はは、"本物"はやっぱ違うな……!」
なのは「本物……?」
犯人「でも……こっちにしかない物もあるんだぜ!(カチッ」
《ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウーーー!》
ユーノ「う、ゲホッ!煙幕!?」
犯人「あばよっ!(ダッ」




クロノ「終わったみたいだな」
局員「えぇ、なのはちゃんに任せておけば間違いないですよ」
ヘラクレス「潔イクライノ他力本願ップリデスネ―――?、煙ガ……!」
《ドヒュンッ》
犯人「あばよっ!」
クロノ「馬鹿な!取り逃がしたのか!?……逃がすか!」
犯人「(ガキンッ)うわっ!?クソッ、バインドが……落ち―――」
《ドゴオオオオン!》
クロノ「まずい!包囲の外の一般道に!」
局員「また人質なんて取られたら堂々巡りッスよ!」
ヘラクレス「ピーポーピーポー、ハイ通リマス空ケテクダサーイ!」

《ゴン……ガランッ》
犯人「う……クソッ!ガキのくせに……!……ん?」
■「………………?」




私「う……大丈夫か?車に人が降って来るとは……」
娘「うん、でもたいちょーは大丈夫?あっ!それに―――」
私「あぁ心配するな、ちゃんと二人とも連れ出した」
娘「え、うん……でもあれ……」
私「ん?」

犯人「へ、へへへ俺もまだツキが落ちてないみたいだな……動くんじゃねぇ!」
■「……?……?……?」

娘「ほら」
私「………………」
犯人「親はてめぇか!娘の命が惜しかったらさっさとその車運転しな!」
私「なぁ……」
犯人「あ!?」
私「これは何か、いや誰かの陰謀なのか?私はささやかな休暇すら平穏に過ごせないのか?」




犯人「何言ってやがる!さっさとそのオンボロ車出せっつってんだよ!」
私「オンボロか……滅多に乗らないから新車同然だったんだがな……一瞬だな……」
犯人「てめぇ言葉通じねぇのか!?」
私「前の家もローンが終わってなかったんだが……保険屋は仕事柄を理由に出さないしな」
娘「たいちょー?」
私「この車だってそうだ、きっと保険屋は仕事上の不可抗力の一点張りに決まってる……」
犯人「いい加減にしとけよこら……!」
私「休暇中でも……無理だろうな……ハハ、局にいる間は生命保険以外意味無いか……」
■「……、……?」
娘「うん、やっちゃえ!」
犯人「ショックでおかしくなっちま(シュルルルルルルルルルルガシッ)な……体が……動かな……」
私「日々激務に追われてようやく取れた、それでも平均より少ない休暇なんだ……(カシュン」
SilverShot「……commander?(……何故私を出すのですか?)」
犯人「お前も魔導師!?ヒ……や、やめろ……来るな!……お、おいなんで振りかぶって――」
私「私の休日を返せええええええええええええええ!」





《ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!》
なのは「今の音は!?」
クロノ「遅かったか!」
局員「はいどいてー列通りまーす!立ち止まってくださーい!」
ユーノ「危ないですから皆さん下がってくだ……さ……」

犯人「オ……鬼が……………鬼がいた……………(ガクッ」
■「…………~(パンパン」
娘「あ、ユーノお兄ちゃんたちだーやっほー!」
ユーノ「えーと……こんにちは隊長さん……」
私「あぁ……」
なのは「そのーなんと言うか……ごめんなさ――」
私「いやいいんだ!誰も悪くない、そう、ただ運が悪かっただけさ……フフフ……」
■「……!……!(クイクイ」
娘「たいちょーしっかりしてー!」




なのは「―――って事があったんだけど……」
はやて「は~そら隊長さんかわいそうやなぁ」
フェイト「その、車はどうなったの?」
ユーノ「リンディ提督が掛け合ってくれたみたいで保険が降りることになったんだって」
フェイト「よかった……」
はやて「でも意外やなぁ、なのはちゃんが相手を取り逃がすなんて」
なのは「あぅ……でも言い訳するわけじゃないんだけど何か変だったんだ」
フェイト「変?」
なのは「うん、相手の人が持っていたデバイスなんだけど、デバイスじゃないみたいだった」
はやて「デバイスじゃないデバイス……謎かけみたいやな」
なのは「上手く説明できないんだけど何か違和感があったの」
エイミィ「(カシュン)それについてはもうすぐわかるかもしれないよー?」
フェイト「エイミィ、わかるかもって?」
エイミィ「例のデバイス、技術部で解析してたんだけど結果がまとまったみたい」





ユーノ「そういう情報って緊急でもない限り現場に伝わるまでに結構かかりますよね?」
エイミィ「フフーンそれはねー」
クロノ「(カシュン)ここにもいないか……報告書の作成は後回しにするなといつもいつも……!」
エイミィ「あ、クロノ君。3人組ならもうすぐ本局から帰ってくると思うよ?」
クロノ「本局?今度は一体何をしでかしたんだ!?」
エイミィ「違う違う仕事で行ってたんだよ、例のデバイスの解析でちょっと」
クロノ「仕事なのか!?僕はまたてっきりサボっていなくなったものだとばかり……」
エイミィ「あははあたしが同じ立場だったらそう思うだろうけどクロノ君も結構ひどいね~」
はやて「局員さん達本局に行ってはるんですか?」
エイミィ「うん、まぁああ見えて技術屋さんとしては優秀だしね。たまーに呼ばれるんだわ」
クロノ「管理局は魔導師を含めてプログラムなんかのソフト方面に強い人材は多いんだが……」
エイミィ「機械そのものとかハード方面のエンジニアは結構貴重なのが現状なのよね~」
なのは「ちょっと驚いたかも……」
はやて「意外な一面っちゅーやつやな」
ユーノ「まぁ普段が普段だからね……あははは……」





局員「(カシュン)だから俺はうなだれる店長に言ったんだ!次はスク水フィギュアでって!」
局員「なんだよそこで押すならユーノ君ブルマver(上着は中に入れる)だろー」
局員「わかってないなユーノ君だったら上着は出した方がいい!ブルマが隠れるぐらいの丈で」
アルフ「これがねぇ~……」
局員「?」
ヘラクレス「タダイマ戻リマシタ」
エイミィ「お疲れ様ー首尾はどうだった?」
局員「そうそう聞いてくださいよ!あれとんだバッタモンでしたよ!」
フェイト「ばったもん?って何ですか?」
局員「えーとですね、まずあれは正規の製品じゃありませんでした」
クロノ「違法デバイス……密造か改造品か?」
局員「多分密造だと思いますね、売り物っぽい仕様だったんで」
局員「タイプとしてはストレージですけどほとんどデバイス側で処理してるんですよ」
ユーノ「という事は……」
局員「えぇ、言ってみれば"お手軽簡単あなたも魔導師グッズ"ですね」





局員「射撃、結界、飛行補助ぐらいに機能が限定される代わりにかなり使いやすいです」
局員「ぶっちゃけ魔導師どころか"魔力を持ってる人"ならホイホイ使えます」
クロノ「そう言えばあの犯人も魔導師と呼ぶにはお粗末な魔力だったな……」
局員「中にブースターが仕込んであって魔力が低くても最低限の機能は維持できるんスよ」
局員「でも当然ブースターなんて使ってたら負荷が凄くて長持ちはしませんし」
なのは「使い捨てだから売り物って事ですね」
局員「しかも例の煙、あれ魔法じゃなくてデバイスに仕込まれてた別の装置でした」
ユーノ「え?」
局員「御丁寧に魔力撹乱作用まであって完全に逃走用機能です。こりゃ完璧裏物ですね」
フェイト「最初から犯罪者用に造られたデバイス……!」
クロノ「……話が大きくなりそうだな」
局員「それで気になってさっきヘラクレスに調べさせたんですが……」
ヘラクレス「闇市場デハココ1ヶ月間デ売買サレ始メテイマスガ出所ハ不明デス」
エイミィ「うーん最近流行ってなかったけど新手の密売組織かな?」





局員「で更に怖いのがこれ、使う人によっては簡単に改造できるんですよ」
はやて「改造?どんなですか?」
局員「デバイス任せにしているプログラムを除去すれば……普通のデバイスになるんです」
局員「ソフトが色々入ったパソコンを買って後から自分好みにカスタマイズするみたいに」
フェイト「それって……!」
ヘラクレス「ツマリ極メテでばいすニ近イ物デアルト言エマス」
なのは「そんな……こんな物が大量に作られたら!」
ユーノ「けど大量となるとそれなりの設備が必要なはずだよ」
局員「そこなんですよ!このデバイスの中身、プログラムなんですけどね」
局員「素人から玄人まで幅広く使えるそりゃもう見事なプログラムなんですよ」
局員「これだけの物作るには相当な金と時間と技術が必要なわけでして」
ヘラクレス「トテモ一個人ヤ一般企業ニ作レル物デハアリマセン」
クロノ「その口ぶりからすると何か答えが出てるみたいだな」
局員「えぇ、上はまだ何も言ってませんけど多分これって……」
クロノ「管理局の新型汎用型デバイスに使われる予定だったマスタープログラム……!」






管理局X-FILE seasonⅣ
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ツヅク……


コメント
この記事へのコメント
マスタープログラムの使われ方はほぼ予想通りですが、試験運用まで一般人を使うあたり相変わらず合理的な人です
平和利用ならばエンジェリックレイヤーのような立派な技術にもなるでしょうに。なんとももったいない

大量の実験データが手に入ったあと完成するであろう部長の新たなる力。そろそろ真正面から戦うにはやばいくらい進化しだしてきましたな
2006/09/12(火) 21:43 | URL | 九尾 #.7qyC5XY[ 編集]
平和利用とかそんな深く考えたことアリマセンでした。
2006/09/16(土) 08:57 | URL | X #1SLQJoII[ 編集]
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