file-1「非日常的な日常」

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-prologue-

《ドォンッ!ドゴオオオオン……!》
リンディ『もう時間が無い……この場所ごと封印するしかありません!』
部隊に指示を出す先輩の言葉が聞こえてくる。
男「ウヒャハハハハハハハハハ!」
既に顔からは生気が失われつつある男が不自然なほど笑い、誇る。
私「貴様……この期に及んで何を!」
男「ゴブバッ!……ゲホッ残念だったな新人!これが俺達の賭けってワケよ」
私「何を言って……」
男「賭けだ。俺達全員の命でお前らとギャンブル、コインは投げた、後は結果を御覧じろだ」
リンディ『崩壊が始まっています!戻って!時間がもう……!』
男「ゲハハハハハハハあばよ新人!賭けの勝ち負けはいつか伝えに行くぜ!」
もうすぐ死ぬというのに、男は歓喜の色が伺える笑い声で駆け出した私の背に呼びかけた。
男「ヒャーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ――――――」
《ドゴォン!》



管理局X-FILE SeasonⅣ




管理局X-FILE SeasonⅣ file-1「非日常的な日常」




《ドゴォン!》
昼下がりの歓楽街に不釣合いな爆音が響く。
警官が慌しく交通規制を行い数台の警察車両が目の前に止まった。現場が近いのか……
それほど大きな爆発ではないようだが穏やかではないのは事実だ。
管理局の膝元でもあるこの街で大きな事件を起こすような馬鹿は滅多にいない。
いるとしたら余程の自信家か狂信的な組織の人間くらいだ。
爆破テロか、それとも破壊工作、いや襲撃事件の可能性も―――
娘「たいちょー?」
私「あ、あぁなんでもない」
つい仕事用の思考に切り替えてしまうのは悪い癖だな。今は休暇中だし管轄外の事件だ。
出鼻は挫かれたがほとんど使わない車まで出して娘達と買い物に来たんだ、仕事は忘れよう。
そう娘「達」、今日はもう一人―――
■「~~♪(プラプラ」
シートから投げ出した足をぱたつかせているゲストがいる。





 私「は?すいません今なんと?」
 リンディ「次の休暇にね?この子を街に連れて行ってあげて欲しいの」
 私「何を言っているんですか!その子の存在はあくまで黙認なんですよ!?」
 リンディ「そうよ?"誰も知らない"んだから普通にしていれば問題ないわよね?」
 私「それはそうですが……待ってください何で私の休暇スケジュールを知って――」
 リンディ「じゃあそちらには送っていきますから面倒見てあげてねー♪(プツンッ」
そして新居の住所はまだ教えていないのにきっちり休暇前日には局員達が送り届けてきた。
ここまで個人情報が筒抜けだと監視されているんじゃないかと疑いたくなる。
だがいい機会かもしれない、確かにこの子はアースラでほとんどを過ごしている。
私の知る限り外に出たのは第七研究所支部とこの間の事件だけだ。
どちらも一般的な社会を見る事とは程遠かったので外を知るには丁度いい。
 娘「お泊り!お泊りなのね!?がいはくね!きゃーおとなー!(ナデナデナデ」
 ■「……!?……~!(ジタバタ」
娘も喜んでいるし1日預かるだけなら大丈夫だろう。





と、思って出かけた矢先にこれだ。
こんな事なら車はやめておけば―――
??「(ザザ、ガピッ)あ、あー、んん!君はー完全に包囲されているー!大人し(ガガ」
??「(ザピー)ずるいぞ!人生一度はやってみたいイベントを独占するんじゃない!」
??「全男子憧れの投降呼びかけ放送!俺だってやりたい!田舎のお母さんも悲しむぞー!」
?????「トシアキ!母サンハ情ケナイヨ!」
犯人「うるせぇ!誰の名前だそれ!そんな業務用掃除機から産まれた覚えもねぇ!(ドォン!」
???「あーもう!やめろ!犯人を刺激してどうするんだ!?」
何故だろう、聞こえてくるはずの無い、しかし聞き覚えのある声が耳に入ってきた。

クロノ「大体何故お前達がここにいて、そして僕が呼ばれるんだ?」
局員「話せば長―――」
クロノ「手短に話してくれ」
局員「フフフ引っかかりましたね!?今回は時間が無かったから元々短いのです!」
クロノ「だったら最初からそう言えばいいだろう!」





30分前

局員「えーとあとは補充用のお茶請けを買えば終わりか、意外と早く済みそうだな」
局員「読めた!今のは終わったらメイド喫茶へ行こうという自然な流れへの布石だな!」
局員「全くお前らに隠し事は出来ないな!」
局員's「HAHAHAHAHAHAHA!」
ユーノ「あの……なんで皆さんついてきてるんですか?」
局員「ははは何を今更、荷物持ち兼ボディーガード兼ユーノ君とお出かけ権じゃないですか」
ヘラクレス「最後ノハタダノ権利デハ?」
ユーノ「いやだって僕は街に出る用事があるからついでがあるならって言ったんですよ?」
局員「いやだなぁそれに便乗して仕事から抜け出す、我々のいつもの手じゃないですか」
ユーノ「そんな当たり前のように言われても……しかもヘラクレスまでついてきて!」
局員「それはもう我々の優秀なサポートメカですから同行するに決まって―――」
ヘラクレス「ソレモアリマスガサボルヨウナラ報告セヨトえいみぃサンカラ密命ヲ帯ビテイマス」
局員「バんなそカな!?」
ユーノ「はぁ……もういいですから早く買って帰りましょう」
局員「わかりましたーでもその前に!1ヶ所だけ寄り道させてください!」




ユーノ「寄り道?時間が掛からないならいいですけど……早く帰らないと怒られますよ?」
局員「品物引き取るだけなんですぐ済みますよ、今日はそのために仕事を抜けたのデス」
局員「このビルの3階なんでちょっと行って来まーす」
ユーノ「じゃあ僕はそこの本屋にいま―――危ない!」
局員「へ?」
《ギャキキキキキキイィィィィィィーーーーー!ドゴンッ!》
ヘラクレス「車両事故発生、当局ヘ通報、車両なんばー送信、所有者ノ照会ヲオ願イシマス」
ユーノ「そんな……局員さん!ヘラクレス!局員さん達が!」
ヘラクレス「エ?アァ御主人様達ナラ大丈夫デスヨ《ピッ》ハイ、なんばーハ間違イナイデス」
ユーノ「大丈夫って……」
局員「(ガコン)いやー危なかった。死ぬかと思ったね実際」
局員「(スルスルスル)酔払い運転か?交通安全意識が低いな!俺免許持ってないけど」
ユーノ「マ、マンホールに街灯……でも良かった!無事だったんですね!」
局員「(ガサゴソ)そこは日々なのはちゃん達に鍛えられている我々ですから」
ヘラクレス「ソレハイインデスケドゴミ箱ニ入ル意味ハアッタンデスカ?」




ユーノ「そうだ!運転していた人は……!(ドンドン)大丈夫ですか!?怪我は!?」
局員「そうだ!運転してた奴は……!(ドンドン)開けろコラー!死ぬとこだったんだぞ!」
ヘラクレス「コレガ器ノ違イトイウ物ナノデショウカ《ピッ》ハイ……盗難車両?」
局員「今度会う時は法廷(ガチャッバゴンッ)ぶべらっ!?」
犯人「クソッ!このポンコツが!こんな所で……!おいテメェ!(グイッ」
ユーノ「うわっ!?」
局員「むっ!貴様!暴走行為の上婦女暴行(ユーノ君含む)とは最早許せ―――」
犯人「うるせぇ!(ドゥッドゴォン!」
局員「なあー!?なん、何、え?今の、あれ?それって、え?」
ヘラクレス「警報!魔力反応!相手ハでばいすト思ワレル凶器ヲ所持シテイマス!」
犯人「へへへそういう事だ、わかったら大人しく下がってな!」
局員「そうはいくか!その程度の魔法で調子に乗るなよこのヤロウ!」
局員「そうだ!俺達は毎日もっときっついの食らってるんだ!」
局員「あれはなぁ!本当に怖いんだぞ!手加減されても意識が飛びそうになるんだ!」
ヘラクレス「思イ出シテ泣ククライナラ言動ヲ改善シマショウヨ」




現在

局員「で、ワイワイ騒いでたらユーノ君を人質にビルの中へ逃げ込まれてしまいまして」
ヘラクレス「短イト言イナガラソレダケ余分ナえぴそーどヲ入レラレルノモ凄イデスネ」
局員「まぁ相手が魔法を使ったんで一応アースラに連絡したんですよ」
局員「そしたらエイミィさんが―――」

 エイミィ「んーウチから出した方が早いかな?」
 局員「はぁ、でも皆忙しいんじゃないですか?」
 エイミィ「大丈夫!クロノ君を向かわせるから」
 局員「執務官?相変わらず忙しそうだったじゃないですか」
 エイミィ「チッチッチ甘いね君ぃ、クロノ君が忙しいのなんていつもの事でしょー?」
 局員「なるほど!さっすがエイミィさん!執務官の負担を考えない大胆な発想ですね!」
 エイミィ「って言ってる間にもうクロノ君そっちに向かわせたから、あとヨロシクッ!」

局員「以上が我々がここにいて、そして執務官が呼ばれた顛末です」
クロノ「……あの艦に僕の味方はいないのか」




クロノ「その件は後で言及するとして、ユーノはどうした?自力で対処できるだろう」
局員「ユーノ君だけなら逃げるなり拘束するなりできるでしょうけど……問題があります」
クロノ「問題?」
ヘラクレス「更ニ一般人ヲ人質ニ取ッタヨウデス」
クロノ「迂闊に手出しが出来ないというわけか……」
犯人「《ガシャアアアアン》いつまで無駄口叩いてんだオラァ!さっさと足を用意しろ!」
店長「やめてくれええええ!そこの棚には!それだけはああああ!」
犯人「うるせぇんだよテメェも!(ドガンッガシャアアアアン」
店長「うわあああ〈ユーノ君メイド服ver1/8スケールレンジキャストキット〉があああ!」
ユーノ「ちょ、ちょっとなんですかそれ!?」
店長「え?お得意様のアイディアでね、伝説のアイドルをフィギュア化――あれ!?君は!」
犯人「黙れって言ってんのがわからねぇのか!(ガシャン!」
店長「わーゴメンナサイゴメンナサイ!」
局員「まずい!店長とユーノ君とユーノ君フィギュアが危ない!」
クロノ「それも後で詳しく聞かせてもらうとして、まずいな……かなり興奮している」




ヘラクレス「体温ノ異常上昇ヤ発汗カラ薬物摂取ノ疑イガアリマス」
クロノ「そういった手合いは錯乱が過ぎると何をするかわからない、厄介な―――」
エイミィ【クロノ君!大変!】
クロノ「エイミィ?どうしたんだ」
局員「こっちも大変ですよ、今ヤク中相手にどうやって救出するかをですね」
エイミィ【さっきなのはちゃんが来たんだけど……話を聞いてそっち行っちゃった】
局員「大変だああああああああああ!?」
クロノ「何で止めなかったんだ!」
エイミィ【いや~止める間もなくって感じだったし……個人的には恋する乙女は応援しt】
クロノ「(プツン)問題はなのはの心理状態だ、冷静なら迅速に解決できるが……」
局員「頭に血が上ってたら……」
ヘラクレス「ナノハサンノ暴走ニオケル被害ノ試算デハ半径―――」
局員「やめてー!聞きたくない!と、とにかく今は最悪のケースの対処法を考えて―――」
なのは「あっ、クロノ君達!」
局員「タイムオーバーだあああああああ!」




管理局X-FILE seasonⅣ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ツヅク……
コメント
この記事へのコメント
犯人のバカーーー!!!なんで逆鱗を人質にとったりするかーー!!

恋する乙女はいつだって脳内麻薬の薬物中毒です
2006/09/11(月) 10:41 | URL | 九尾 #.7qyC5XY[ 編集]
新シリーズも笑かしてください。
そして萌えて燃えさせてください。
バーニンッ!
2006/09/11(月) 19:22 | URL | としあき #1SLQJoII[ 編集]
人質、それは決して成功しない悪の華!
萌えとか燃えとか全然わかりません。
パンチラしてからパンツ燃やしとけばいいんですかね。
2006/09/16(土) 08:54 | URL | X #1SLQJoII[ 編集]
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