file-24「fake -偽者-」
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file-24「fake -偽者-」

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管理局X-FILE seasonⅢ

file-24「fake -偽者-」









シャマルらの分析で鏡面により閉じ込められた異質な空間は奴自身が内包する空間だと判明、
空間に干渉できれば脱出の糸口が見えるが既に消耗戦で全員が疲弊していた。
そこで自身の魔力以外にも魔力残滓を利用できるなのはに希望を見出すが……

局員「静粛に!王子による目覚めのキスが執り行われます!」
ユーノ「いやでもそんな!え、いや、ええええ!?」
なのは「………………(ドキドキドキドキ」

《チャキッ》
隊長「そこまでだ」

"私"はようやくある結論を出すことが出来た、それは―――



管理局X-FILE seasonⅢ file-24「fake -偽者-」





この空間に来て最初に持った疑問、それは敵の消極性だった。
ここは奴のホームグラウンドである。数で攻めてきたときはまずいと思ったが…
その数も質は劣悪で局員が素手で渡り合えるほどだ、自分の縄張りでこの程度?
何をしても暖簾に腕押しだった奴が何故急にこの空間に我々を閉じ込めたのか?
奴に焦りが生じた?何かしらの理由で現実世界で戦うことの不利を感じたのだ。
そして二つ目の疑問、果たして仲間は「本物」かどうかだ。
疑い過ぎだが奴とあのロストロギアに関連性がある以上慎重過ぎで丁度いい。
自分が本物であることは間違いない、ならば誰かと入れ替わったか、あるいは全員か。
いやそれは無いだろう、この空間に引き込んでから奴は私を異分子だと感じたのだ。
私を覗こうとして、結果的に逆になったがそれで標的と同じ魔力を持つ私を知った。
ならば最初から私一人を狙ったとは考えられない……
そこで入れ替わる対象になるのは我々の到着以前にあの子達と行動していた者だ。
その時点で奴が何も感じていないのだから異分子の対象からは除外されているはず。
つまり可能性があるのはあの子を除いてあの時一緒にいた―――





私「ユーノ君、君だ」
ユーノ「……え?」
私「魔法が使えない娘では行動が著しく制限される、同じ理由で局員達もだ」
局員「いかん、何の話か全然ついていけないぞ!」
局員「娘さんと我々が魔法を使えない、という部分は理解できた」
局員「魔法が使えない!?ソレオカシイ!トテモ間違ッテル!俺たち使えますって!」
ヘラクレス「非常ニぴんぽいんとデスケドネ」
私「つまりあの面子で我々と行動を共にしてもおかしくない人物は君しかいなかったんだ」
ユーノ「あ、あの……何の話を……?」
私「我々を調べるために成り代わるとしたらユーノ君が一番都合が良かったということだ」
ザフィーラ「ユーノが……?」
なのは「(ガバッ)待ってください!偽者だなんて!だって私の魔法の事知って……!」
はやて「そ、そうや!スターライトブレイカーの事!(なのはちゃん起きてたな……)」
娘「んー……たいちょーたち何のお話してるかわかる?」
■「……?……?」




私「私の考えが正しければ本人しか知り得ないことを知っていてもおかしくはないんだ」
なのは「どういう……ことですか?」
私「まずユーノ君、君は私の治療をしてくれたな」
ユーノ「は、はい」
私「君は私が現場に駆けつけた時に腕の怪我で治癒魔法が使えないと言ったはずだ」
はやて「!」
私「そして巨大蟲を倒す手伝いをしてくれたが……少しも腕を庇う仕草が無かった」
ユーノ「それは……」
私「そもそも動くことすらつらそうだった君がどうして私の速度に合わせられたんだ?」
なのは「ユーノ……君?」
私「以前、相手の存在を情報として取り込み完璧に擬態する敵と戦った事がある」
局員「それってアースラで俺達がやられた……!?」
私「あの鏡面、いやお前にはあのロストロギアとの繋がりが見えるが……」
ユーノ「…………」
私「内面に気を使い過ぎて外面を疎かにするとはなんともお粗末な擬態だな」





はやて「じゃあなのはちゃんの魔法の事を知ってたのも……?」
私「人一人を情報化するにはかなりの時間を要するが必要な情報だけなら簡単だろう」
娘「じゃあ本物のユーノお兄ちゃんは……!」
私「恐らく最初からこの世界に引き込まれていない、元の世界にいるはずだ」
ユーノ「待ってください!そんな僕は―――《ヒュバッ》!!《タンッ》」
私「戦闘訓練も受けていないのに随分と見事な身のこなしだな、そこは結界で防ぐ所だろう?」
ユーノ「………………」
ザフィーラ「化けの皮が剥がれたな、最早気配でもわかる……!」
ユーノ「…………《ピシッバリイイイインッ》」
局員「ぎゃあああああユーノ君の顔が割れたー!?」
見破られたからなのか奴なりの皮肉なのか、顔でなくなったそこには見覚えのある闇があった。
はやて「むむむむどっから見てもユーノ君やと疑いようもなかったのに……!」
なのは「あんなのに騙されてた……あんなのにドキドキしてた自分が馬鹿みたいなの……!」
ヘラクレス「ヤッパリ起キテタンデスネ」





なのは「お望み通り今すぐ撃ってあげるのー!」
RH<stand by ready>
私「待つんだ!」
なのは「え……?」
私「今撃ったら奴の思う壺だ」
一つ目の疑問、奴の消極性の答えは多分……奴も疲弊していると見て間違いない。
だからこそ直接自分に手が出せないこの空間に我々を引きずり込んだのだ。
そしてこの物量戦は一見こちらを消耗させるためのようだが時間稼ぎにも見える。
敵がここまで弱くては魔力と体力は消耗してもダメージは皆無、消耗戦としては下の下だ。
恐らく魔力を動力源にしている奴は時間を稼いで回復の手立てを模索していたのだろう。
何度も見たわけではないが奴は敵の魔法攻撃を反射する際に一度吸収していたようだ。
つまり奴の特性は「反射」ではなく厳密には「吸収」と「反射」。
恐らくアースラの原因不明の航行不能も奴にエネルギーを吸われたせいだろう。
鏡面という道具でありながら単独で長期活動できたのは魔力を他から搾取できるからだ。
だが人から人へ、乗り移る度に奪ってきた魔力がここへ来ての連戦で底をついた……!





私「そこでなのはさんの魔法特性を知ったお前はそれを撃たせることで吸収しようとした」
なのは「乙女の純情どころか私の魔法まで利用しようと……こんなに怒ったのは久々なの…」
娘「な、なのはお姉ちゃん怖いかも……」
局員「あわわわわ星が消える!」
■「………………!(ブルブル」
ユーノ「………………」
局員「ユーノ君を語るなど言語道断!貴様などこうしてくれる!」
ユー面「………………」
局員「ちょっと足りなかった!こうだ!」
鏡面「………………」
エイミィ「遊んでる場合じゃないでしょ!」
リンディ「撃っても吸収されてしまうという事は……困ったわねぇ」
私「いえ、今見えている奴の姿ではなく空間結束を司る部分、奴の核とでも言うべき――」
なのは「それを消せば脱出できるんですね!」
局員「もう撃つとかの次元じゃなくて消滅決定なんですね」





シャマル「この空間のコア……ですか、それこそ敵の本体とも言えますけど……」
ザフィーラ「この数多の分身の中に本物が―――と言うほど簡単な問題でもあるまい」
はやて「どっかに隠れとるっちゅー事やな!」
私「恐らくこちらの様子が伺える場所、そして分身が出現するのは光が反射できる物体……」
エイミィ「ガラスや鏡を片っ端から壊して行けば当たりが出るかも?」
局員「盗んだバイクで走る勇気も校舎の窓ガラス割る根性も無かったあの夜のリベンジを今!」
局員「クラスメイトに不審がられるくらい素振りしちゃうって俺!(ブォンブォン」
局員「局員ディブレイイイイイイイイイイク!(ドガシャアアアアン」
ヘラクレス「でばいすハモット大事ニ扱イマショウヨ」
Silver Shot<I quite agree(同感です)>
鏡面「…………!《ズズズズズズズズ……》」
はやて「おっと敵さんも焦ってるみたいやな、ぎょーさん出て来たでー」
シグナム「《ズバンッ》っ!主!」
はやて「こっちは大丈夫や!それよりもそういう事やからそっちもガラスとか壊してなー」
クロノ「どういう事か説明してから言ってくれ!《ドオオオオオン!》」





私「まだ少しきついが……休んでいる余裕は無い、行くぞ!」
Silver Shot<Yes commander, Burning Phala……>
局員「安心してコミケ行ったのに帰ってきたら増えてるなんてええええ!《ドガッ》」
局員「これは最早詐欺、いやそれ以上の何かだ!告訴大国ア○リカだあああ!《グシャッ》」
局員「全部社会いや会社が悪いんだあああああああああ!《ドガッシャアアアアアアン》」
はやて「なんか悪いことしてるみたいでちょっとドキドキするなぁ《ドカンッ》」
シャマル「……《バリン》……《ガシャン》……《ドガンッ》……《ガシャンバキッ》」
ザフィーラ「そのなんだ、無言かつ無表情なのはやめてくれシャマル……」
なのは「……《ドゴンッ》……《バキグシャッ》……《ドガッメキメキメキガシャアアアアン》……」
ヘラクレス「コチラモナンデスガ」
リンディ「《ドガガガガガガガガガシャアアアアアアン!》……こんなものかしら?」
エイミィ「艦長……今どうやって割ったんですか……?」
……休んでいてもいいような気がしてきた。
娘「ガ、ガラスを割っちゃうなんて不良さんだよね……でも今はー(ドキドキドキ」
私「いい!お前はやらなくていい!」




クロノ「っく!また増えた!なんて数だ……!」
シグナム「これではガラスを割るどころかこいつらの相手で手一杯だな」
ヴィータ「まとわりつくなー!服引っ張るな!あーもーうざってー!《ブンブンッドガンッ》」
はやて「向こうは相手が多くて進んどらんなぁ……こっちもまだまだ数あるし、んー」
■「…………(クイックイッ」
局員「ん?どうしました?」
■「……!(ババッ)……!(ビシッバサッ)」
局員「ほうほう……(パンパンパン!)はい!皆さんちゅうもーく!伏せてください!」
フェイト「え?伏せる?」
局員「エンジェルが何かするそうなんで危ないから伏せろと!執務官達もー!」
シグナム「『わかりました主』、何をしているヴィータ!主の声が届かなかったか!(バッ」
ヴィータ「え?いや聞こえたけどよ、一体何が何だか―――」
■「…………!(ムンッ」
《ズババババババババババババババババババババババババ!》
ヴィータ「どぅわああああああああ!?《ドヒュヒュヒュヒュン!》」





《パラパラ……カシャンッ……》
エイミィ「~~~~~……うわぁ~これはまた……」
はやて「全方位射撃とはまた派手な事するなぁ」
音が止み頭を上げると視界に入る限りの景色には黒い針が所狭しと刺さっていた。
鏡面の分身達もビルの壁面に磔にされ、異様な昆虫標本の様相を呈していた。
■「…………♪(ぶいっ」
私「あ、あぁうん、よくやったな、やり過ぎな気もするが……(ナデナデ」
そして当然、ここから見え得る全てのガラスも砕け散り―――
ヴィータ「し、死ぬかと思った……」
《ガシャ……パリン……》
シャマル「っ!感知できたっ!ヴィータちゃん後ろの車!」
はやて「サイドミラーに隠れとったんか……!ヴィーター!ガツンと一発お見舞いやー!」
ヴィータ「お、おう!任せろはやて!グラーフアイゼン!」
Graf Eisen<Raketenform!《ガシュン》>
ヴィータ「ラケーテン―――ハンマアアアァァァ!《ドゴオオオオオオオオオン!》」




鏡面「オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
《ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ》
まるで天空から響いてくるかのような奴の唸り声が聞こえたかと思うと……
《ガシャアアアアアアアアアアアアン―――――》
周りの景色にひびが入り全てが砕け散った瞬間、私達は元の世界に戻っていた。
外観は全く変わらないが戦闘の跡もビルというビルに突き刺さった黒い針も無い。
クロノ「敵が消えた……戻ったのか!?」
アルフ「……みたいだね」
ユーノ「皆!よかった無事だった―――《ジャキッ》―――え?」
なのは「もう騙されないの……!この私を何度も欺けるなんて思わないで!」
ユーノ「え?なのは?何がってちょっと!危ないよ!こっち向けないでって!」
局員「なのはちゃん落ち着いて!本物!本物だから!」
なのは「局員さんの偽物まで!」
局員「おいなんかもうダメだこの人!疑心暗鬼ゲージがマックスだよ!」



鏡面「《ガシャン》魔力ガ……体を……!《ガバッ》」
ユーノ「え……」
フェイト「ユーノ!」
《ジャラララララララララガシャン》
《ヒュルルルルルルルルルルバシッ》
鏡面「…………!?」
私「今だ引けっ!」
■「~~~~~~~~~~~~!」
《ゴオオオオオオオオオオブォンッ》
局員「いやですからあのユーノ君は―――」
娘「あ!上!」
なのは「お芝居は終わりなの!」
RH<Let's shoot!>
私「そう―――終わりだ……!」
《ドオッ――――ガシャアアアアアアアアアアアアン!》




管理局X-FILE seasonⅢ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ツヅク……

コメント
この記事へのコメント
ユーノに化けたのが運の尽き。はっきし言って戦闘中でこっち見てる人があまりいなかったからよかったようなものの、みんなが騙されてたら全員マジギレでしたでしょうな

ガラスを割るシーンは色んな意味で笑えました
2006/08/19(土) 01:16 | URL | 九尾 #.7qyC5XY[ 編集]
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