file-21「past vision -過去の幻影-」

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管理局X-FILE seasonⅢ

file-21「past vision -過去の幻影-」








突然現れた謎の敵に引き込まれた異空間で姿の見えなかった面々と再会を果たす"私"だが、

私「……!離れろ!」
鏡面「《ガシッ》モう一つ……オ前……《ガバァッ》」
ユーノ「隊長さん!」
娘「たいちょー!」
局員「キャー!ガンダムをジオンに鹵獲されたぐらいデンジャラス!」
局員「急ぎ目覚めの儀式を!ネコミミか!?イヌミミか!?ウサミミか!?」
局員「わからん!隊長さんのストライクゾーンは何だ!?」
ヘラクレス「マズ御主人様達ト同ジべくとるデ考エル所カラ間違ッテイルト思イマスガ」

娘達の叫び声とわけのわからない叫び声を聞きながら、私の意識は闇へ落ちていった―――





管理局X-FILE seasonⅢ file-21「past vision -過去の幻影-」







―――う……私は……?あの仮面の人物に背後から襲われて……
《ガバッ》
私「ここは……どこだ?皆はどこへ……」
周囲を見渡すと草木豊かな場所、家々が点々と建っている小さな村のようだった。
私「転送された……のか?」
考えていても仕方が無い、取り合えず周辺状況を確認しなければ……
《ガサガサッ》
私「っ!」
近くの茂みから動く物の気配を感じ、咄嗟に身構えた私が見た物は―――

《ズルズルッ……ズルズルッ……ズルズルッ……》

私「なっ……!?」
見紛う筈も無いその姿は、かつて私がアースラで出会った異形の影だった。







私「くっ!」
信じ難い光景に一瞬反応が遅れた私は敵の攻撃に備えるべく身構えたが―――
端末「《ズルズルッ……ズルズルッ……ズルズルッ……》」
黒い影、ロストロギアの端末はまるで私など見えていないかのように横を通り過ぎた。
そう、まるでアースラで局員達が端末の存在に気付かずに擦れ違った時のように。
見えていないのか……?それとも私は幻を見ているのか?
しかしレンガ造りの家や草木にはしっかりと触れられるし感触も風の匂いも感じる。
ますます混乱する私だったが―――《バタンッ》
突然目の前の家、その納屋から若い男が飛び出してきた。武器のつもりか農具を持っている。
男「うわああああああああ!」
私「よせ!」
私の声が聞こえないのか男は端末の背後から襲い掛かるが―――
端末「……《ドバッ》」
男「……!…………!《バクン》」
その男は後ろ向きに体を開いた端末に声を上げるまもなく飲み込まれた。








私「待てっ!」
そのまま去ろうとする端末に、以前そうしたように封印を施そうとするが―――
私「な……に!?」
触れられない、地面に立ち建物や草木には触れられるのに……こいつには触れられない。
私は何も出来ない歯痒さを感じながらせめて行き着く先を見極めようと後をつけた。
端末「《ズルズルッ……ズルズルッ……ズルズルッ……》」
いくつかの家を通り過ぎたがいずれも人の気配を感じない。
先ほどの若者がこの辺りの最後の生き残りだったのか……そんな嫌な考えが浮かぶ。
さらに歩くと物陰から、家の中から、木の後ろから、続々と端末が集まり始める。
やはり私の事は見えていないようだが囲まれているようであまりいい気はしない。
やがて端末の一団は丘を上り始めた、後ろからついて行くとやがて丘の上が見え―――
《ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン》
私「うぐっ!」
一瞬痛んだ腕を押さえるとそこは過去に傷を負った箇所、腕を貫かれた傷跡……
心臓のような鼓動と共に私の視界に入ってきたのは、巨大な黒い樹木だった。







■本体「《ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン》」
私「何だと言うんだ……!何なんだここは!」
次々に訪れる理解不能な状況だがここまでで私はある可能性を見出していた。
幻術の類、私が幻を見せられているという可能性。
ならば私のトラウマとも取れるこのロストロギアが出てくるのは頷ける。
しかし……以前にも何度かこういった魔法に取り込まれたがどうにも感覚が違う。
意図的に取り込まれたのではなく、まるで道を踏み外し迷い込んだような感覚。
私が思考を巡らせている間に端末達は次々に本体に吸い込まれるように消えていく。
その後しばらく経つと……
■本体「《ドクン、ドクン、ドクン、ドクン……ドクン……シュウウウウウウーーーーー》」
以前私が見たような大きな実をつけた。違いがあるとすれば中に子供の姿が無いことか。
私が調べようと近づこうとした瞬間―――
《カシャン、カシャン、カシャン》
特徴的な足音が近づいて来る、あれは……あの鏡の仮面を被った人物だ。





仮面と頭からすっぽりと被ったローブのような黒衣のせいで体系はおろか性別すらわからない。
鏡面「実ガ……デキた……呼ブ……」
黒い樹、ロストロギアに向かってブツブツと呟いている仮面。
私「呼ぶ?奴がロストロギアを使っているわけではないのか……?」
鏡面「呼……ガ……《ガクガクガクガクガク》」
だが突然言葉を切ると痙攣するように震えだした。
私「な、なんだ?」
鏡面「《ガクガクガクガクガク……ガク……ガクン》」
ようやく震えが収まったと思った次の瞬間―――

《ギュルン》
鏡面「オ前―――なンでコこニイル」

私「!!!」
人間だったら折れそうな勢いでほぼ90度に首を曲げて、私に向かって言葉を発した。





周りに動く者は無い……気のせいではない、奴は確かに私に向かって喋っている。
鏡面「コチらが入ラずに……ソッちが来た……アリえなイ……同じデなけれバ……」
私「何を言っているのかわからないがこちらは気がついたらここにいたんだが?」
鏡面「お前……人間……デも実と同ジ匂い……なンで……」
実?あの樹にできた実の事か?するとあの子にも繋がるか……同じ匂い……同じ?
一つの仮説が浮かぶ、この仮面があのロストロギアと関係があるのは間違いない。
そしてロストロギアの忘れ形見、あの子と私で共通するものがあるとしたら魔力だ。
元々私の情報を元に作られた上に第七研究所支部で私はあの子に一度取り込まれた。
寄生蟲を分解するために、あの子の魔力を私の体内に入れ蟲だけを分解した。
あの子のモデルでもある私の中にあの子の魔力が少なからず残っていれば……
魔力だけで見れば似通った反応が出るのではないだろうか。
私「そうか……事件が本局へ移動したのは管理局目当てではなくあの子を追って……!」
バラバラだったピースが整理されていく、奴は何らかの理由であの子を追い、
似た魔力反応を持つ私の存在に混乱したのだ……!






鏡面「ココは……一つ前ノ場所……」
仮面の人物が周囲を見渡して呟く、どういうことだ?奴はさっきからここにいて……
私「……お前は私と同じようにここに【来た】んだな?」
感知されなかった私の存在を痙攣した後に奴は認識している。
そしてこのどこかへ迷い込んだような、感触があるのに現実感が無い感覚、これは――
SilverShot<The past vision>
私「……今私が言おうと思っていたんだ」
そう、これは自分の経験ではない、他人の意識や記憶を見ている感覚だ。
どうやら私の頭の中を覗くつもりたったが逆に私が奴の中に入り込んでしまったらしい。
私「悪かったな、どうやらお前のプライバシーを侵害してしまったようだ」
鏡面「オ前は……何ダ……?」
私と奴の会話を他所に記憶の世界は時を進め、実をつけた樹が光り始めると―――
空が暗黒に覆われ、無人だった周囲に俄かに気配を感じ始めた。
巨大な何かのようにも、無数の小さな何かのようにも感じる、これは……!?
だがその答えを知る前に、私の視界は再び闇に包まれた。






鏡面「オ、オオオオオオオオオオオオオ!《ギュオンッ》」
私「《ガバッ》今のは……!?」
次に視界が戻るとそこには―――

多脚蟲「キキイイイイイイイイイイイイイ!《ブォンッ》」
シグナム「はあああああああああ!《ガキンッ》」
フェイト「そこっ!《ドオオオオオオン!》」
局員「ダメだ!これでも目覚めない!」
局員「やっぱりユーノ君がエプロンしておかえりなさいあなたって新妻発言をするしか!」
ユーノ「なんでそうなるんですか!?」
娘「たいちょー起きてー!」
■「……!……!」

巨大な蟲と戦う少女達と、どうやって作ったのか妙な祭壇の前で騒いでいる娘達がいた。








局員「さぁユーノ君!世界平和のためにこのフリフリエプロンを―――」
ユーノ「ま、待ってください!隊長さん起きてますよ!」
娘「たいちょー!」
局員「待ったああああ!《バッ!》」
■「……?」
局員「隊長さんが乗っ取られてしまった可能性もある!ここは本物か確認するべき!」
局員「確認ターイム!えーとー……実はさっきどさくさで娘さんのパンツが見え(ドグシャ」
私「すまない、よく聞こえなかったのでもう一度言ってくれないか」
局員「本物だ!《ガタガタガタガタ》」
ヘラクレス「ソモソモアノ仮面ガアチラデ倒レテイル時点デ大丈夫デショウ」
鏡面「何故……何……お前ハ……何ダ……!?」
私「何、か……私は……」
管理局の魔導士?捜査チームの隊長?ロストロギアと同じ魔力波長を持つ者?いや違う、
私「私はただの―――過保護な親だ!」
ユ・局「「言い切った!?」」




管理局X-FILE seasonⅢ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ツヅク……

コメント
この記事へのコメント
隊長のストライクゾーンは娘さんですね
そしてヒロインズの大多数のストライクゾーンはユーノですね

局員たちは、敬遠の玉でも飛びついていきそうです
2006/07/30(日) 22:53 | URL | 九尾 #.7qyC5XY[ 編集]
隊長のストライクゾーンは♂だったら嫁で♀だったら旦那デスヨきっと!
2006/08/01(火) 20:50 | URL | X #1SLQJoII[ 編集]
言われてはじめて気づきました
隊長って性別がはっきりする描写が一度もないです
なのはたちを見れば強さと性別は無関係ですし。女でもありえたんだ
なんの疑いもなく父親だと思ってました
ひょっとして娘にたいちょーと呼ばせているのはそのためですか?
2006/08/01(火) 22:09 | URL | 九尾 #.7qyC5XY[ 編集]
最初のシリーズ中に隊長の性別はどっちやねんと疑問が持ち上がった時に、

「君が思った方が正解だ!」

というXあきの格言が飛び出して女性派と男性派は争うことなくそれぞれの信じる道を歩んでいるそうな。
ちなみに絵師の中では隊長女性派が多い様子。

2006/08/02(水) 21:35 | URL | としあき #1SLQJoII[ 編集]
そんな感じです。
娘の隊長の呼び方はなんかいい呼び方ないかのぅって呼び掛けたら

「たいちょー」

と天才的な案が出たので使わせてもらってますのよ。
2006/08/03(木) 01:35 | URL | X #1SLQJoII[ 編集]
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